今日は、数回に渡ってお届けしてきたウェディングケーキの歴史最終回。
実は18世紀には、現在でも通用するようなオシャレなウェディングケーキが既にありました。
ただし、この時代まだ富裕層だけのもので「結婚式の定番」という程ではありませんでした。
理由の一つは、砂糖が庶民ではなかなか入手できない高価なものであったため。
より広い層に親しまれるようになるのは、もう少し後の時代になってからのことです。
あれから更に時は流れ、ウェデイングケーキその技術が洗練の極みに達したのは19世紀。
今も昔もセレブの結婚式は民衆の注目の的。
1840年2月10日、イギリスにてヴィクトリア女王のロイヤルウェディングが華々しく行われました。
今日ポピュラーなもので、実は女王の結婚式がきっかけに流行となったものがいくつかあります。
後世において統治者としてだけでなく、妻として母としても幸福であったと伝えられる女王。
そのエピソードも手伝い、結婚式の使用品の中には、ハッピージンクスのような扱いを受けている物も。
ウェディングケーキとして採用された、3段重ねのシュガーケーキも例外ではありません。
女王が使用したことによって、大々的に脚光を浴びることになったのです。
これが誕生から半世紀を経て、世界中に広くその技法が知られるきっかけとなりました。
肝心のケーキはというと、咲き誇るバラと精巧な唐草模様、豪華な装飾に彩られたもの。
このモチーフ、バラは「愛」という花言葉より人々への祝福を表し、
唐草模様は、ギリシア時代から受け継がれた未来の繁栄の象徴なのだとか。
今も昔も結婚式で行われる幸せのお裾分けは人気の定番イベントだったのですね。
皆さんの結婚式では、そのようなイベントを企画していますか?
こういう話を耳にすると定番のケーキカットやサーブ、ファーストバイトも捨てがたいと思うのです。






